COBOLランタイムエラー | |||
エラーコード | メッセージ | 内容 | 対処方法 |
001 |
バッファスペースが足りない (回復可能) |
ファイルを直接または間接に開こうとしましたが、システムのファイル制限は超えていないもののシステム内に何らかの障害があり、この操作に十分なメモリ領域を割り当てることができません。 | このエラーはトラップ可能ですが、エラーが報告された場合は、直ちに STOP RUN を実行する必要があります。 |
002 |
アクセス時にファイルが開かれていない (回復可能) |
ファイルを開かずにファイルにアクセスしようとしました。 | 必要なファイルをオープンモードで開き、操作をもう一度実行します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。 |
003 | 逐次モードエラー (回復可能) |
装置ファイルを相対ファイルまたは索引ファイルとして開こうとしました。 プログラムではなく、装置を実行しようとしています。 |
装置を適切なモードで開くか、開いているファイルをすべて閉じてから、STOP RUN を実行してプログラムを修正します。 |
004 | 違法なファイル名である (回復可能) |
ファイル名に規則違反の文字が含まれています。 この文字は、許容される文字セット以外の文字、または多くのシステムでは空白で表示される、システム依存の区切り文字の可能性があります。 | 正しいファイル名でもう一度ファイル操作を実行します。 |
005 | 違法な装置指定である (回復可能) |
COBOL プログラムで書き込み可能な装置は、オペレーティングシステムで定義されています。 システムで定義されていない装置に書き込もうとしました。 | システムが認識する装置名で、操作をもう一度実行します。 |
006 | INPUT モードで開かれたファイルに書き込もうとしている (回復可能) | 入力専用で開いているファイルに WRITE を実行しようとしました。 | ファイルを閉じて、ファイルへの書き込みが可能な I-O などのモードで開きます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了してプログラムを修正してください。 |
007 | ディスク空間がない (致命的) |
ディスクの空き領域が足りません。 | このエラーはトラップ可能ですが、エラー報告されたら直ちに STOP RUN を実行してプログラムの実行を終了する必要があります。 プログラムの終了後に、不要なファイルをすべて削除します。 または、フロッピーディスクドライブに新しいディスクをセットして、そのディスクにプログラムのファイル操作をリダイレクトします (オペレーティングシステムでサポートされている場合)。 |
008 |
OUTPUT モードで開かれたファイルから入力しようとしている (回復可能) |
出力専用で開いているファイルから読み込みをしようとしました。 | ファイルを閉じて、ファイルからの読み込みが可能な I-O などのモードで開きます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。 |
009 |
ディレクトリに領域がない (回復可能) |
システムが、次のどれかが原因で、指定されたディレクトリに書き込めません。 ・ディレクトリが存在しない。 ・ディレクトリがいっぱいである。 ・プログラムがディレクトリを見つけられない。 |
ディレクトリが存在しない場合はディレクトリを作成します。 ディレクトリがいっぱいである場合は、不要なファイルをすべて削除するか、フロッピーディスクドライブに新しいディスクをセットして、そのディスクにプログラムのファイル操作をリダイレクトします (オペレーティングシステムでサポートされている場合)。 または、ファイル操作用に別のドライブまたはディレクトリを指定します。 |
010 | ファイル名を指定していない (回復可能) | 外部ファイルとして宣言されているファイルを開こうとしましたが、名前の指定がありません。 | 外部ファイルの名前を指定します。 |
011 | 処理の限界に達した (致命的) |
次のどちらかが発生しました。 ・ユーザ別またはシステム全体のプロセス総数がオペレーティングシステムの限界値を超えるため、ランタイムシステムが新しいプロセスを作成できない。 ・操作の完了に必要なメモリ領域が不足している。 |
使用していないすべてのプロセスを終了するか、利用可能なメモリ領域を増やします。 オペレーティングシステムによっては、プロセスの許容最大数を増やせる場合があります。 詳細については、ご使用のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。 |
012 | すでに開かれているファイルを開こうとしている (回復可能) | すでに開いているファイルをさらに開こうとしています。開いているファイルをさらに開くことはできません。 | 2 回目の試行をキャンセルします。 そのファイルがすでに開いていても問題がない場合は、プログラムの実行を継続します。 |
013 | ファイルが見つからない (回復可能) |
オペレーティングシステムが、プログラムでアクセスしようとしたファイルを見つけられませんでした。 | ディレクトリが正しいこと、また当該ファイルへのパスが存在することを確認します。 その後、ファイル操作をもう一度実行します。 スペルミスが原因でエラーが発生している場合には、正しいファイル名に修正し、もう一度ファイル操作を実行してみてください。 |
014 |
同時に開くことができるファイルの制限数を越えている (回復可能) |
一度に開くことができる最大数を超えてファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。 | 開いているファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。 |
015 | 開くことのできる索引ファイルの制限数を越えている (回復可能) |
一度に開くことができる最大数を超えて索引ファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。 | 開いている索引ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。 (索引ファイルは 2 つのファイルとしてカウントされます。1 つはデータ用で、もう 1 つは索引用です。) |
016 | 開くことのできる装置ファイルの制限数を越えている (回復可能) |
一度に開くことができる最大数を超えて装置ファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。 | 開いている装置ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつかを閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。 |
017 | レコードエラー:レコード長がゼロの可能性がある (回復可能) |
内部に値が転記されていないレコードにアクセスしようとした可能性があります。 | このエラーはトラップ可能であるという意味では回復可能ですが、エラー報告されたら直ちに STOP RUN 文を実行し、COBOL レコード長がゼロにならないようにプログラムを修正します。 |
018 | レコード部分読みエラー: EORの前にEOFがあるかオープンモードの誤り (回復可能) |
部分レコードがファイルの終わりで見つかりました。 その結果、ランタイムシステムがデータファイルをレコードとして処理し、レコード全体が見つからないため、このエラーが報告されます。 | ファイルの読み込みまたは WRITE を実行するときに指定するレコードサイズに整合性があることを確認します。 |
019 | 再書出しエラー: オープンモードかアクセスモードに誤りがある (回復可能) |
REWRITE の実行に適したアクセスモードで開かれていないファイルに REWRITE しようとしています。 |
ファイルを閉じ、REWRITE 操作が可能な I-O などのモードでファイルを開き直します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じてから STOP RUN を実行してください。 その後、プログラムを修正してロジックのエラーを取り除きます。 |
020 |
装置または資源が使用中である (回復可能) |
現在使用できない装置または資源 (ラインプリンタなど) に割り当てられているファイルを開こうとしました。 | オープン操作が返すエラー状況をトラップして、正常終了するまで一定の間隔で何度もオープン操作を繰り返すことができます。 |
021 |
ファイルの代りにディレクトリが指定されている (致命的) |
ファイルではなくディレクトリに WRITE しようとしています。 または、ファイルへのアクセスを可能にする属性が正しく設定されていません。 ファイルが読み込み専用になっているか、そのファイルを開くために必要な権限がありません。 |
ディレクトリではなくファイルに書き込むようにプログラムを修正します。 既存の属性に違反しないように、ファイルへのアクセス属性を変更するか、またはプログラムを修正する必要があります。 |
022 |
違法または不可能なアクセスモードで開かれている (回復可能) |
ファイルを開こうとするモードが、対象となるファイルのタイプに関する COBOL の一般規則に違反しています。たとえば、行順編成ファイルを I/O モードで開こうとした場合などです。 | 対象となるファイルのタイプと互換性のあるモードで関連ファイルを開きます。 |
023 |
違法または不可能なアクセスモードで閉じられている (回復可能) |
対象となるファイルのタイプでは使用できないモードでファイルを閉じようとしています。 | 対象となるファイルのタイプと互換性のある新規アクセスモードでファイルを閉じます。または STOP RUN 文を実行してプログラムを修正します。 |
024 |
ディスク入出力エラー (回復可能) |
WRITE の後に読み込みを実行した可能性があります。または、検証の失敗かパリティエラーが発生した可能性があります。 | 状況によっては、このエラーは致命的です。ただし、読み込み時に発生した場合は、エラーをトラップし、関連ファイルで close を実行してから STOP RUN 文を実行することができます。 |
025 |
オペレーティングシステムデータエラー (致命的) |
端末ではない装置に端末特性を設定しようとしています。 | プログラムを修正します。 |
026 |
ブロック I-O エラー (致命的) |
ディスクへのアクセス中にエラーが発生しました。 ディスクの破損が原因と考えられます。 | ディスクの破損が原因の場合は、バックアップコピーを使用してプログラムをもう一度実行してみます。 |
027 |
装置が使用できない (回復可能) |
マシンに接続されていない装置、またはオンラインになっていない装置にアクセスしようとしました。 | マシンに装置を接続して、オンラインになっていることを確認します。 ファイル操作を繰り返します。 |
028 | 装置に空領域がない (致命的) |
ディスクに十分な空き領域がない状態で WRITE などのファイル操作をしようとしました。 | プログラムの終了後に、現在ログインしているディスクのファイルまたはディレクトリの一部を削除する必要があります。 ファイル操作を正常に実行するための領域が確保されるまでファイルを削除します。 |
029 |
開かれているファイルを削除しようとしている (回復可能) |
開いているファイルに対して DELETE FD を実行しようとしています。 | ファイルを閉じてから DELETE FD 操作を実行します。 |
030 |
ファイルシステムは読み込み専用である (回復可能) |
使用中のファイルシステムが読み込み専用、つまり書き込み禁止になっています。 このファイルシステム内のファイルに対し、ファイルへの WRITE、またはファイル内の情報の DELETE など、何らかの方法で変更を加えようとしました。 | 個人用にファイルをコピーできない場合は、ファイルの変更を中止する必要があります。 コピーした後、元のソースファイルではなく、コピーの内容を変更することができます。 |
031 | ファイルの所有者ではない (回復可能) | ファイルを操作しようとしていますが、ファイルの所有者が処理に必要なアクセス権を与えていません。 たとえば、ファイルの所有者のみが実行できる、ファイルのアクセスモードの変更をしようとした場合などです。 | 所有者からファイル操作に必要なアクセス権が得られない場合は、操作を中止する必要があります。 |
032 | 索引ファイルが多すぎる。または処理の確認ができない (回復可能) |
索引ファイルを開こうとしていますが、現在開いているファイルの数がシステム限界値に達しているため、これ以上は開けません。 または、存在しないプロセス ID か、オペレーティングシステムが認識していないプロセス ID を使用している可能性があります。 |
アクセスしていない索引ファイルをいくつか閉じると、目的のファイルを開くことができます。 この場合は、システムが認識するプロセス ID を使用するようにプログラムを修正する必要があります。 |
033 |
ハードウェア I-O エラー (致命的) |
何らかのハードウェアエラーが発生しています。 関連するドライブにディスクが挿入されていないか、ディスクに WRITE しようとしたときにプロセッサがハードウェアインターフェイスの障害を検知した可能性があります。 | たとえば、必要なドライブにディスクを挿入するなど、ハードウェアの障害を修正する必要があります。 |
034 |
アクセスモードかファイル記述項の指定に誤りがある (回復可能) |
読み込み専用で開かれているファイルに書き込もうとしているか、書き込み専用で開かれているファイルを読み込もうとしています。 |
ファイルを閉じて、適切なアクセスモードで開き直す必要があります。
このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN
文を実行してからロジックエラーを取り除いてください。 COBOL システムによって INPUT (読み込み専用) で開かれている共有可能なファイルは、一時的にロックを発生させるには、(オペレーティングシステムによる) 書き込み許可が必要です。 |
035 |
正当な許可なしにファイルをアクセスしようとしている (回復可能) |
実行しようとしているファイル操作に必要なアクセス権がありません。 たとえば、読み込み属性のみが設定されたファイルにデータを書き込もうとしている場合がこれにあたります。 | ファイルの所有者であれば、実行しようとする特定のファイル操作のアクセス権を得られるようにファイルの属性を変更することができます。 ファイルの所有者でなければ、ファイルをコピーしてそのコピーを変更する以外に操作を正常に実行する方法はありません。 その場合は、ソースファイルを変更することはできません。 |
036 |
ファイルはすでに存在している (回復可能) |
既存のファイルに対して不適切な操作をしようとしています。 | このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。 |
037 |
ファイルアクセスが拒否されている (致命的) |
ファイルにアクセスしようとしましたが、オペレーティングシステムによって拒否されました。 書き込み保護ファイルへ書き込もうとしたか、出力装置から読み込もうとした可能性があります。 | 関連ファイルのアクセス権を変更します。 ファイルの内容を読み込むだけで一切変更しない場合は読み込み専用アクセス権を、ファイルの内容を変更する場合は読み込み/書き込みアクセス権を設定します。 |
038 |
ディスクに互換性がない (致命的) |
オペレーティングシステムの現行バージョンと互換性のないディスクにアクセスしようとしています。 ディスクがシステムの前バージョンで作成されているか、またはまったく別のオペレーティングシステムで作成されていることが原因と考えられます。 すでにロードされているディスクと名前が競合するディスクをロードしようとした場合にも、このエラーが発生することがあります。 | 名前の競合によるエラーの場合は、必要であれば、一方のディスクの名前を変更すると両方のディスクをロードすることができます。 |
039 |
ファイルに互換性がない (致命的) |
ソフトウェアの現行リリースのファイル構造と互換性のないファイルにアクセスしようとしました。 これは、ファイルが別のオペレーティングシステムまたは現行システムの旧バージョンで作成されていることが原因と考えられます。 | 適切な構造を持つファイルのコピーを新たに作成する必要があります。 |
040 |
各国語の初期化が正しくセットアップされていない (致命的) |
追加の派生言語を使用しようとしましたが、言語の設定に必要な環境またはサイドファイルが正しく設定されていないか、存在していないか、または無効になっています。
これは、別のシステムで使用するために、この COBOL システムが認識しない形式で LANG 環境変数を設定していることが原因と考えられます。 |
必要な環境またはサイドファイルを設定してから、プログラムをもう一度実行してみます。 |
041 |
索引ファイルが破壊されいる (回復可能) |
ランタイムシステムが、索引ファイルの制御情報を認識できません。索引が壊れているためシステムからファイル内のデータにアクセスできなくなっています。 このエラーはトラップ可能であるという意味では回復可能ですが、このエラーを受信した場合は、開いているすべてのファイルを閉じてプログラムの実行を停止する以外に対処方法はほとんどありません。 | 関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行する必要があります。 最後にバックアップをとってから関連ファイルに大量の情報を追加している場合は、Rebuild ユーティリティを使用して関連ファイルをリビルドします。このユーティリティはデータを読み込み (データが破損していない場合)、新しい索引をビルドします。 |
042 |
壊れたパイプに書き込もうとしている (回復可能) |
次のどちらかが発生しました。 ・プログラムが DD_ 論理ファイル名のマッピング割り当てによってプロセス (ラインプリンタスプーラーなど) を作成しました。 プロセスが正しく作成されなかったか、または早期に終了しました。 このエラーは、プログラムがプロセスに書き込んでいるときに発生します。 ・アプリケーションが異常終了または早期終了したため、パイプが破損しました。 |
書き込み操作で返されたエラー状態をトラップしてから、ファイルをもう一度開きます。 |
043 |
索引ファイルにファイル情報がない (致命的) |
前回のプログラム実行中に、ファイルが開いている状態でシステムがクラッシュしました。 情報は開いていたファイルの終わりに追加されていると考えられますが、ディレクトリ情報が更新されていないため、システムがそのデータにアクセスできません。 または、索引ファイルをあるディスクから別のディスクへコピーした際に、ファイルのデータ部分または索引のどちらか一方のみをコピーしました。 | クラッシュによるエラーの場合は、必要なデータにアクセスできるかは完全にシステムに依存します。 ただし、不完全なコピーが原因の場合は、.dat ファイルまたは .idx ファイルからそのファイルの不足部分を復元できます。 |
044 |
NLS 対応でないプログラムなのに NLS ファイルを開こうとしています (致命的) |
論理ファイル名は %NLS% で始まっていますが、NLS 指令を指定しないでコンパイルしたプログラムが NLS ファイルを開こうとしています。このオープン操作は失敗します。 | |
045 |
適合しないプログラムで NLS ファイルを開こうとしている (致命的) |
プログラムのファイルに関する NLS 制御情報が、索引ファイルのヘッダにある同じ NLS 制御情報と一致しません。 または、索引ファイルが壊れています。 | 索引ファイルをリビルドするか、関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。 最後にバックアップをとってから大量の情報を追加している場合は、データの読み込みが可能なユーティリティを使用して関連ファイルをリビルドし (データが破損していない場合)、データに新しい索引をビルドします。 |
047 |
索引構造がオーバフローしている (致命的) |
索引ファイルの構造に障害があります。 空きのない索引ファイルにエントリを追加しようとしている可能性があります。
これは、重複キーの数が最大数に達していることが原因と考えられます。 または、CIS COBOL を使用して作成された旧書式の索引ファイルにアクセスしようとしました。 |
索引に追加エントリの空きがない場合は、ファイルを再編成するか、または Rebuild を使用して索引の IDXFORMAT"4"
への変換のどちらかを実行して、より多くの重複キーを使用できるようにする必要があります。 旧書式の索引ファイルにアクセスしようとしていた場合に、Rebuild ユーティリティを実行してこの索引ファイルの整合性を確認し、旧書式が破損した状態で見つかったときは、新しい索引ファイルを構築することができます。 |
048 | ゼロで割ろうとしている (致命的) |
実行中のプログラムが、固定小数点除算をゼロで実行しようとしています。 | ON SIZE ERROR 句を使用してエラーをトラップできるようにプログラムを修正します。 |
055 |
ルーチンテーブルがオーバフローしている (致命的) |
一度にロードするプログラムが多すぎます。 | 使用していないプログラムをすべてキャンセルするか、使用する個別プログラム数を減らします。 |
065 | ファイルがロックされている (回復可能) | すでに別のユーザが出力用に開いているか、またはロックしているファイルを開こうとしています。 または、別のユーザがすでに開いているファイルを、出力用に開こうとしているか、またはロックしようとしています。 | このファイルにアクセスできないこと、別のユーザがファイルの使用を終了して閉じるまで待つ必要があることを、システムオペレータ (存在する場合) にプログラムから通知します。 そうすると、プログラムの実行を継続することができます。 |
066 | 索引ファイルに重複レコードキーを追加しようとしている (致命的) | 重複キーを使用できるように定義されていないキーに、重複キーを追加しようとしています。 | このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。 |
067 |
索引ファイルが開かれていない (回復可能) |
開かれていない索引ファイルにアクセスしようとしています。 | 適切なアクセスモードでファイルを開いてから、正常に終了しなかったファイル操作を再試行します。 |
068 | レコードはロックされている (回復可能) | 別のユーザが現在アクセスしているレコードにアクセスしようとしています。 | レコードが現在ロックされており、他のユーザがレコードをロック解除するまで待つ必要があることを、システムオペレータ (存在する場合) にプログラムから通知します。 その後、関連レコードにアクセスできます。 オペレータの介入がない状態で、レコードへのアクセスを何度も再試行しないでください。アプリケーションがハングする可能性があります。 |
069 |
ISAM モジュールに違法な引数を使用している (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
070 |
開くことのできる索引ファイルの制限数を越えている (回復可能) |
索引ファイルを開こうとしていますが、一度に開くことができる索引ファイルの数のシステムの限界値にすでに達しています。 | 開いている索引ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じます。 その後、必要な索引ファイルを開いてプログラムの実行を継続できます。 |
071 |
索引ファイルの形式に誤りがある (致命的) |
破損したファイルを使用しているか、または内部システムエラーがあります。 | 使用中のディスクが破損している場合は、ディスクのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。 それ以外の場合は Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
072 |
索引ファイルの終りである (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
073 |
索引ファイルにレコードが見つからない (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
074 |
索引ファイルに最新レコードがない (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
075 |
索引データファイル名が長すぎる (致命的) |
索引ファイルを作成するときは、ユーザが定義したファイル名に拡張子、.idx が追加されるため、ファイル名の長さが x-4 字 (x はファイル名の最大長) を超えないようにします。 | ファイル名を短い名前に変更します。名前の長さは 10 字未満にします。 |
076 |
/ISAM ディレクトリ内にロックファイルは作成できない (致命的) |
何らかの理由で、システムが /isam ディレクトリにロックファイルを作成できません。 理由の 1 つとして、前回の実行中に電源障害などによりプログラムが異常終了し、複数のファイルがロックされたままになっていることが考えられます。 | プログラムを正常に実行するには、ロックされたままになっているすべてのファイルを手動で /isam ディレクトリから取り除く必要があります。 |
077 |
ISAM モジュールの内部エラー (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
078 |
索引ファイルに違法なキーの記述がある (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
079 | COBCONFIG の構文エラー (致命的) | 環境変数、COBCONFIG を使用してアクセスする実行時設定サイドファイルにエラーがあります。 | 設定ファイル内のエントリの構文を確認します。 誤った構文、または設定している実行時調整可能パラメータのタイプと互換性のない構文を使用している可能性があります (調整可能パラメータに無効な値を割り当てている場合を含みます)。 |
081 |
索引ファイルにキーが既に存在している (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
082 |
CALL 適用規則はサポートされていない (致命的) |
指定した CALL 規則はサポートされていません。 | 特殊名段落に定義されている規則を、CALL 規則をサポートする規則に変更します。 |
086 |
リモートファイルのシステム障害 (致命的) |
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099 |
SORT/MERGE モジュールでの不正な操作 (致命的) |
SORT モジュールまたは MERGE モジュールが、RELEASE 操作を入力プロシージャの外で受け取ったか、または RETURN 操作を出力プロシージャの外で、または入力プロシージャが正常に終了する前に受け取りました。 | RELEASE 操作や RETURN 操作を適切なプロシージャで発行できるように、プログラムを修正します。 |
100 | 無効なファイル操作である (致命的) | COBOL の一般規則に違反するファイル操作をしようとしました。 このエラーは、read NEXT が正常に実行されていない状態で、I-O モードで開かれた順ファイルか、または同じく I-O モードで開かれた順呼び出しモードの相対ファイルに再書き込みしようとしたことが原因で発生したものと考えられます | エラーとなった REWRITE 文の前に READ NEXT がくるように、プログラムを修正します。 |
101 |
索引ファイルに違法な操作を行っている (致命的) |
内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
102 |
順ファイルのレコード数が非整数である (致命的) |
順ファイルに誤ったレコード長を指定しているか、アクセスしている順ファイルが破損しているか、または指定したファイルが順ファイルではありません。 | 正しいタイプのファイルを指定するようにプログラムを修正するか、エラーの原因が破損ファイルの場合は、そのファイルのバックアップコピーを使用して、もう一度プログラムを実行してみてください。 |
103 |
パラメータの形式は BY VALUE で引き渡すことができない (致命的) |
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104 |
ファイル操作で空白のファイル名を使用している (致命的) |
ファイル名に定数ではなくデータ名を指定しており、ファイルを開こうとしたときにデータ項目には空白しかありませんでした。 | 正しいファイル名を指定して、プログラムを修正します。 |
105 |
メモリ割り当てエラー (致命的) |
システムのメモリ領域不足などの理由で、ランタイムシステムが操作の正常な実行に必要なメモリ領域を割り当てることができません。 | プログラムの実行に使用できるメモリを増やす必要があります。 メモリ増設が可能な場合は、その方法の詳細について、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。 |
106 |
辞書エラー (致命的) |
ファイルまたはディスクの読み込みまたは書き込みエラーの可能性もありますが、内部システムエラーの可能性が高いです。 または、アプリケーションが多数のプログラムを呼び出したままキャンセルしなかったため、アニメーション中にメモリを使い切ったことも考えられます。 |
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 現在アクセスする必要のないすべてのプログラムを CANCEL して、アニメーション中に最大限のメモリを利用できるようにします。 |
107 |
このランタイムシステムでは操作を行えない (致命的) |
ランタイムシステムがサポートしていないファイル操作をしようとしています。 | このような操作をしないようにプログラムを修正する必要があります。または、この機能をサポートできるようにシステムのバージョンをアップデートする必要があります。 |
108 | データ部を初期化できない (致命的) | Data Division を正しく初期化するために必要なデータが破損しているため、ランタイムシステムがプログラムを適切にロードできません。 | プログラムをもう一度コンパイルして、有効な中間コードを取得するようにします。 |
109 |
製品ライセンスの有効期限が切れている (回復可能) |
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110 |
生成コードはこの RTS ではサポートされていない (致命的) |
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。 | |
111 |
クラスライブラリとランタイム環境のバージョンに互換性がない (致命的) |
両コンポーネントのバージョン番号が一致していません。 | オブジェクト COBOL の同一バージョンのクラスライブラリとランタイム環境の両方が完全にインストールされていることを確認します。 複数のバージョンをインストールしている場合は、PATH、LIBPATH、COBDIR などの環境変数が使用中のバージョンに適切なパスを指定していることを確認します。 |
112 |
必要なセキュリティキーが見つからないかアクセスできません (回復可能) |
ランタイムシステムが、アプリケーションの実行に必要なコード化されたセキュリティキー (ドングル) を検索できないか、またはアクセスできません。 | COBOL システムに付属のセキュリティキーをコンピュータのパラレルポートに接続してから、アプリケーションを再実行します。 |
114 |
メモリ領域外の項目にアクセスしようとしている (致命的) |
オペレーティングシステムでメモリアクセス違反が検知されました。 | |
115 | 予測しない信号を検出した (致命的) | ランタイムシステムが予期しない信号を受け取りました。 | |
116 | メモリの割り当てができない (致命的) | ランタイムシステムの一部が、何らかの理由でコードの実行に必要なメモリを割り当てることができません。 | 使用していないプログラムをキャンセルしてメモリ使用量を減らしてから、このメッセージの原因となった操作をもう一度実行します。 |
117 | 文字の大小順序に誤りがある (致命的) | 内部システムエラーに基づくメッセージです。 | Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。 |
118 |
名前が見つからない (致命的) |
定義されていない名前を参照しています。 | |
119 |
名前が重複している (致命的) |
ランタイムシステムが、すでに定義されている名前 (データ項目、入口点、またはモジュール名など) を検知しました。 ・OO プログラムは、次のどちらかの理由でこのエラーの原因となる可能性があります。 ・1 つのオブジェクト内で 2 度、同じメソッド名を定義している。 Class-Control 段落で、別のプログラムの別のファイル名と同じ字類名を定義している。 ファイル名の照合では大文字と小文字が区別されるため、字類のファイル名は必ず小文字でコーディングします。 |
アプリケーションプログラムを修正して、重複した名前を削除します。 |
120 |
文字列テーブルがゼロサイズである (致命的) |
オブジェクトファイルが正しく生成されていない可能性があります。 | プログラムの終了後にオブジェクトファイルを修正する必要があります。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡して、一緒にエラーの原因を探してください。 |
121 |
名前が TEXT 部分にない (致命的) |
実行可能プログラムではない副プログラムを呼び出そうとしています。 または、呼び出したプログラムに、以前定義したデータ項目と同じ名前を使用しています。 |
呼び出し先の副プログラムが実行可能なものかを確認します。 必要に応じて、呼び出し先のプログラム内の副プログラムの名前を修正して、COBOL
システムに再送信します。 呼び出したプログラムの終了後に、プログラムを修正して重複した名前を削除します。 そのプログラムを COBOL システムに再送信します |
122 | Coblongjmp が Cobsavenv の下位レベルを呼び出している (致命的) | cobsetjmp() が呼び出されたレベルより上位の CALL/PERFORM 階層内のレベルにコントロールを戻した可能性があります。coblongjmp() は、必ず CALL/PERFORM 階層内で対応する cobsetjmp() または cobsavenv() と同等または下位のレベルから呼び出す必要があります。 | プログラムのロジックを確認および修正してから、COBOL システムに再送信します。 |
123 | 再配置のタイプがわからない (致命的) | オブジェクトファイルのバージョンと COBOL 実行時ライブラリのバージョンに互換性がありません。 | プログラムの終了後に、現行バージョンの COBOL 実行時ライブラリとともに COBOL システムにオブジェクトファイルを再送信します。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
124 |
中央のファイルハンドラへの I/O 要求中に通信障害がおきた (致命的) |
||
125 | 制限時間により全ロック/現在トランザクションをキャンセルする | ||
126 |
レコードサイズがシステム制限値を越えている (致命的) |
||
127 |
coblongjmp() が cobsetjmp() とは異なるスレッドから呼び出しています (致命的) |
対応する cobsetjmp() の呼び出しと異なるスレッドから coblongjmp() を呼び出しています。coblongjmp() は、対応する cobsetjmp() の呼び出しと同じスレッドから呼び出す必要があります。 | プログラムのロジックを確認および修正してから、COBOL システムに再送信します。 |
128 |
相対ファイルのゼロレコードをアクセスしようとしている (回復可能) |
RELATIVE KEY データ項目に指定されている値が、ゼロという値を含んでいます。 | RELATIVE KEY データ項目の値がゼロより大きいことを確認してから、プログラムを継続して実行します。 |
135 |
ファイルが見つからない (回復可能) |
オペレーティングシステムが、プログラムでアクセスしようとしたファイルを見つけられませんでした。 | ディレクトリが正しいこと、また当該ファイルへのパスが存在することを確認します。 その後、ファイル操作をもう一度実行します。 スペルミスが原因でエラーが発生している場合には、正しいファイル名に修正し、もう一度ファイル操作を実行してみてください。 |
136 |
実行可能ファイルは壊れているか無効です (致命的) |
有効でない .gnt ファイルまたはライブラリファイルを実行しようとしました。 ファイルが破損しているか切り捨てられている可能性があります。 | ソースコードを再コンパイルするか、ライブラリファイルを再作成して、エラーが発生することなく処理されることを確認します。 |
137 | このファイルまたは装置にはファイル操作が有効でない | ||
138 |
ファイルはロックモードで閉じられている - 開けない (回復可能) |
以前にロックして閉じたファイルを開こうとしています。この操作は、COBOL プログラミングの一般規則に違反します。 | 関連ファイルを開くことはできません。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いている残りのファイルを閉じてから、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
139 |
レコード長かキーデータが矛盾している (回復可能) |
現行のプログラムで指定したレコード長またはキーが、最初に開かれたプログラムの定義と異なっています。 | プログラムに誤りがあるため、コードを編集し、COBOL システムに再送信してから再実行する必要があります。 |
141 |
ファイルは既に開かれている - 再度開けない (回復可能) |
すでに開いているファイルをさらに開こうとしています。開いているファイルをさらに開くことはできません。 | そのファイルがすでに開いていても問題がない場合は、2 回目の試行をキャンセルして、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
142 |
ファイルが開かれていない - 閉じられない (回復可能) |
開いていないファイルを閉じようとしています。開いていないファイルを閉じることはできません。 | 関連ファイルを閉じるのをやめ、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
143 |
順呼出しで REWITE/DELETE の前の READ が成功していない (回復可能) |
関連ファイル内の情報の一部に REWRITE または DELETE を試みたときに、順呼び出し対象ファイルの正常な読み込みに失敗しました。 | 前回の読み込みが正常に終了した場合は、関連ファイルの読み込みを実行してから、失敗した REWRITE または DELETE の操作を再試行します。 前回の読み込みもうまくいかなかったため正常にファイルを閉じることができなかった場合は、プログラムを次回実行する前に、STOP RUN 文を実行してからプログラムを修正します。 |
144 |
境界の違反である (回復可能) |
可変長レコードファイルにレコードを書き込もうとしていますが、レコードの長さがそのファイルの定義範囲内ではありません。 | プログラムを修正します。 |
146 |
順読み込みに対して現レコードが定義されていない (回復可能) |
ファイル位置指示子は、read/START または INVALID KEY 条件に合致しなかったため定義されていません。 ファイル内の別のレコードを読み取ろうとしましたが、現在のレコードが定義されていないため、システムは、ユーザが要求したレコードの先頭を検索できません。 | START 操作を、目的のファイル位置指示子が正常に更新されるまで続けます。 |
147 |
READ/START のオープンモードかアクセスモードが誤りである (回復可能) |
INPUT または I-O モードで開かれていない、または完全に閉じているファイルの読み込みまたは START 操作を実行しました。 | I-O または INPUT モードでファイルを開いてから、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
148 |
WRITE のオープンモードかアクセスモードが誤りである (回復可能) |
OUTPUT または EXTEND モードで開かれていないファイルに順呼び出しモードで書き込もうとしています。または、INPUT または I-O モードで開かれていない、または完全に閉じているファイルに乱呼び出しモードや動的呼び出しモードで書き込もうとしました。 | ファイルを閉じて、そのファイルタイプに適したオープンモードで開き直します。 ただし、このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
149 |
REWRITE/DELETE のオープンモードかアクセスモードが誤りである (回復可能) |
I-O モードで開かれていないか、または完全に閉じているファイルに対して REWRITE または DELETE 操作を実行しようとしています。 | ファイルを閉じて I-O モードで開き直します。このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
151 | 順ファイルを乱呼出ししている (回復可能) | 順編成のファイルを乱呼び出しモードで読み取ろうとしています。 | 適切なアクセスモードでファイルを読み込みます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
152 | REWRITE しているファイルが I-O モードで開かれていない (回復可能) | I-O モードで開かれていないファイルに REWRITE しようとしました。 | 開いているファイルを閉じて、I-O 操作用に開きます。 REWRITE 操作を正常に実行できるようになります。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。 |
153 |
添字が指定範囲外になっている (致命的) |
プログラムで使用した添字が定義範囲外となっています。つまり、1 未満であるか、その項目の出現回数より大きくなっています。 | プログラムを修正する必要があります。 |
154 |
PERFORM の入れ子の階層が多すぎる (致命的) |
このエラーは通常、GO TO を使用して、PERFORM の範囲の終わりにある EXIT 文ではなく PERFORM の範囲外へジャンプしている場合に発生します。 | プログラムの終了後に、問題の GO TO が PERFORM の範囲の終わりにある EXIT 文にジャンプするようにプログラムを修正します。 |
155 |
コマンド行が違法である (致命的) |
ランタイムシステムが、ユーザが指定したコマンド行書式を有効な書式として認識しません。 または、プログラムを正常に実行するのに必要な汎用コマンド行インタプリタがシステム内に見つかりません。 または、無効な COBSW 値を設定しています。 |
有効なコマンド行を使用してアプリケーションを再実行します。 インタプリタが存在し、システムがコマンドを正しく選択できることを確認してから、プログラムを再実行します。 COBSW を有効な値にリセットします。 |
156 |
COMPUTE 文にかっこが多すぎる (致命的) |
COMPUTE 文をコーディングしていますが、使用中のシステムでは複雑すぎて、正常に処理できません。 | プログラムを修正する必要があります。 関連する COMPUTE 文を複数の簡単な文に分割することを強くお奨めします。 |
157 |
十分なメモリがない:目的ファイルが大きすぎてロードできない (回復可能) |
利用可能なメモリ領域に対してプログラムが大きすぎるか、またはスタックがいっぱいになっています。 | 関連する CALL 文で ON OVERFLOW/EXCEPTION 句を指定した場合は、エラーは回復可能です。 関連するすべての命令文は、次の指示の前に実行されます。 |
158 |
行順ファイルに REWRITE しようとしている (回復可能) |
行順編成のファイルに関して REWRITE 文を使用しています。 REWRITE 文を行順ファイルで使用することはできません。 | エラーが発生しているファイルを閉じて、ファイルのデータが失われていないことを確認してから、STOP RUN 文を実行します。 REWRITE するファイルの編成が、順編成、索引順、または相対編成になるように、プログラムを修正します。 |
159 | 行順ファイルが破損している (回復可能) | アクセスしようとしている行順ファイルに破損している個所があります。 | 関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。 |
160 |
オーバーレイロードエラー (回復可能) |
独立区分への中間コードのロード中にエラーが発生しました。 区分がないか、または区分が破損しています。 | 区分がない場合は、位置付けします。 区分が見つからない場合、または存在しているが破損している場合は、プログラムを COBOL システムに再送信します。 |
161 |
中間コードが違法である (致命的) |
現在処理中の中間コードは有効なコードではありません。 破損したファイルまたは COBOL システムに正常に送信されていないファイルを実行しようとしています。 | 破損していない中間コードを入手するために、原始プログラムを COBOL システムに再送信する必要があります。 |
162 |
算術桁あふれまたは下位桁あふれしている (致命的) |
実行中のプログラムが、浮動小数点除算をゼロで実行しようとしています。 | このような規則違反の操作を予防するためにプログラムを修正する必要があります。 |
163 |
数字項目に違法な文字がある (致命的) |
数字フィールドまたは数字編集フィールドの内容が、そのフィールドのpicture 定義と一致していません。 | 無効なデータが使用されないようにコードを調整します。または、『Server Express ユーザガイド』の『ランタイムスイッチの詳細』 の章で説明されているように、F スイッチを無効にして、このエラーが発生しないようにすることもできます。 |
164 |
ランタイム副プログラムが見つからない (致命的) |
ランタイムシステムで設定されていないエントリアドレスを持つサブルーチンを呼び出そうとしています。 | 正常に終了しなかったサブルーチンの呼び出しで、有効な呼び出し番号を使用していることを確認します。 番号が無効な場合は、システムが認識する呼び出し番号を含むようにコードを変更します。 呼び出し番号が有効であるにもかかわらずエラーが発生している場合には、Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。 |
165 |
バージョン番号に互換性がない (致命的) |
次の処理を実行しようとしました。 ランタイムシステムと互換性のない COBOL システムのバージョンで作成された中間コードを持つプログラムの実行。 この場合、ランタイムシステムは、この中間コードから作成中または作成済みの生成コードを適切に実行することができません。 ・COBOL システムの中間コードまたは生成コードでないファイルの実行。 ・Win32 プラットフォームに対して有効でない形式を持つモジュールのロード。 |
|
166 |
再帰的な COBOL CALL は違法である (致命的) |
アクティブではない COBOL モジュールを呼び出そうとしています。 | プログラムを修正する必要があります。 |
167 | USING 句の項目が多すぎる (致命的) | CALL....USING 文で指定された項目のリストが長すぎて、ランタイムシステムが処理できません。 | プログラムの終了後に、基本項目ではなく集団項目を使用するようプログラムを修正してから、プログラムを再実行します。 |
168 |
スタックオーバフロー (致命的) |
PERFORM 文または一連の CALL 文の入れ子の階層が多すぎます。 | プログラムを編集して、PERFORM 文または CALL 文の入れ子の階層数を減らします。 |
169 |
構成情報が違法である (致命的) |
使用中のコンピュータに構成されていない操作をしようとしています。ほとんどの場合、Adis やファイルハンドラの不適切な構成が原因です。 | Adis またはファイルハンドラの構成を確認します。 |
170 |
システムプログラムが見つからない (致命的) |
Adis または Mffh などのシステムプログラムが存在しません。 | すべてのシステムプログラムが使用可能であることを確認し、現在足りないプログラムをコピーします。 必要なシステムプログラムがすべて使用可能になると、プログラムを実行することができます。 |
171 |
この RTS では日本語操作は違法である (致命的) |
日本語の操作を、日本語以外のランタイムシステムで実行しようとしています。または、COBOL システムの日本語バージョンで作成したコードを、日本語以外のランタイムシステムで実行しようとしています。 | 日本語以外のランタイムシステムを使用してプログラムを再送信する必要があります。プログラムで日本語の操作を実行する必要がある場合は、日本語のランタイムシステムを入手してください。 |
172 |
呼び出すプログラムがドライブ/ディレクトリ内に見つからない (致命的) |
現在ログイン中のドライブまたはディレクトリ、もしくは COBDIR 環境変数で指定されたディレクトリに存在しないプログラムを呼び出そうとしているか、ロードできないクラスにメッセージを送信しようとしています。 |
プログラムの終了後に、現在ログインしているディスクまたはディレクトリに関連するファイルをコピーする必要があります。
容量が足りない場合は、プログラムでファイルを呼び出すときに、そのファイルが存在するディレクトリまたはドライブを検索するように COBDIR
環境変数を設定する必要があります。 クラスをロードできないことによるエラーの場合は、(Class-Control 段落で列挙されている) クラスのファイル名が別個の実行可能ファイルなのか、dll ファイルまたは .lbr ファイルに含まれているのかを明らかにします。 別個の実行ファイルの場合は、上記の方法で解決します。 .dll ファイルまたは .lbr ファイルの一部である場合は、クラスのファイル名を含んでいるファイルが CALL 文でロードされていることを確認してから、すべてのクラスにメッセージを送信します。 見つからなかったプログラムが P2emgr の場合は、GUI クラスライブラリを CALL "APIGUI" 文を使用してロードする必要があります。 |
174 |
インポートされたファイルが見つからない (致命的) |
ロードしようとした .dll ファイルが参照している別の .dll ファイルを、オペレーティングシステムが検索できません。 | 見つからないファイルを検索して、そのファイルがオペレーティングシステムのデフォルトの検索パスにあることを確認します。 |
175 |
重大エラーがある中間コードプログラムを実行しようとしている (致命的) |
COBOL システムへ送信するときに重大な障害が発生したプログラムを、実行時スイッチ E を無効にして実行しようとしています。 または、E 実行時スイッチを設定してプログラムを実行しようとしたものの、望ましい結果が得られなかった可能性があります。 |
ソースコードを編集して重大な障害をすべて修正し、COBOL システムに再送信してから、作成された中間コードを実行します。 プログラムがアニメートされている場合は、デバッガからこのエラーが報告され、プログラムの実行を継続できます。 |
176 |
違法な区分内参照である (致命的) |
ファイルが破損している可能性があります。 または、コードに無効な Forward Reference Table の区分参照が含まれています。 | ソースコードを COBOL システムに再送信します。 このエラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
177 |
実行中のプログラムをキャンセルしようとしている (致命的) |
現在実行中のプログラムまたはその親、さらにその親をメモリから削除しようとしています。 | プログラムの終了後に、プログラム (またはその親か、その親の親) の実行中にプログラムをキャンセルしないようにプログラムを修正する必要があります。 |
179 |
連鎖中にエラーが発生している(プログラムが見つからない) (致命的) |
別のプログラムに連鎖しようとしましたが、使用中のシステムはそのプログラムを検索できません。 | プログラムの終了後に、関連するファイルを現在ログインしているディスクまたはディレクトリにコピーする必要があります。 容量が足りない場合は、プログラムでファイルを呼び出すときに、そのファイルが存在するディレクトリまたはドライブを検索するように COBDIR 環境変数を設定する必要があります。 |
180 |
ファイルの終わりの標識にエラーがある (致命的) |
ファイルの終わりに達したことを示すのに使用するファイルの標識がないファイルがあります。 | COBOL システムにコードを再送信するか、デバッガを使用して関連するファイルの終わりにファイルの終わりの標識を指定する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。 |
181 |
無効なパラメーターを使用してエラーが発生している (致命的) |
使用しているパラメータがシステムで認識されません。 | システムが認識するパラメータを含むようにコードを変更します。 |
182 |
画面から入力またはキーボードに出力しようとしている (致命的) |
画面から入力を読み取ろうとしているか、またはキーボードへ書き込もうとしています。 | プログラムを修正する必要があります。 |
183 |
行順ファイルを I-O モードで開こうとしている (致命的) |
行順ファイルを I-O オープンモードで開こうとしましたが、このモードは行順編成ファイルではサポートされていません。 | プログラムの終了後に、行順編成ファイルを入力、出力または拡張用に開けるようにプログラムを修正する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。 |
184 |
ACCEPT/DISPLAY の I-O エラー (致命的) |
画面から入力を読み取ろうとしているか、またはキーボードに書き込もうとしています。または、ADIS モジュールが、ユーザの端末を I-O モードで開くことができません。 | プログラムのロジックに誤りがあるため、プログラムを修正する必要があります。 |
185 |
ファイルが壊れている (回復可能) |
||
186 |
誤ったモードで stdin、stdout、stderr を開こうとしている (回復可能) |
標準入力ファイルを出力モードで開こうとしているか、その他のファイルを不適切なモードで開こうとしています。 | |
188 |
ファイル名が長すぎる (致命的) |
file-name の文字数が、オペレーティングシステムの許容最大数を超えています。 | エラーになっているファイルの長さを確認し、短い file-name に変更するようにプログラムを修正する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。 |
189 |
中間コードのロードエラー (致命的) |
中間コードをロードできません。 正常に作成されていない中間コード、または破損している中間コードをロードした可能性があります。 | たとえば、ソースコードを COBOL システムに再送信 (または送信) して、有効な中間コードを入手します。 その後、コードをロードして、プログラムの実行を継続することができます。 |
190 |
CALL の引数が多すぎる (致命的) |
使用する引数の数が原因でプログラムの CALL 文が正常に実行されません。 | プログラムの終了後に、基本項目ではなく集団項目を使用するようにプログラムを修正します。 その後は、プログラムを正常に実行することができます。 |
191 |
端末のタイプが定義されていない (致命的) |
使用している端末が定義されていません。 | 使用している端末のタイプが定義されていないため、オペレーティングシステムが端末を駆動することができません。 端末に必要な環境を設定します。 |
192 |
必要な端末の機能に関する記述がない (致命的) |
「カーソルの移動」または「画面のクリア」などの必須記述項が、端末設定データベースにありません。 | 見つからない記述項を端末設定データベースに追加します。 |
193 |
可変長カウントエラー (致命的) |
現在処理中の中間コードが、有効な操作ではありません。 破損したファイルまたは作成が終了していないファイルを実行しようとしています。 | ソースコードを COBOL システムに再送信する必要があります。 |
194 |
ファイルのサイズが大きすぎる (致命的) |
プログラムがアクセスしているファイルが大きすぎて正常な実行を継続することができません。 | プログラムの終了後に、プログラムを修正してデータを複数ファイルに分散し、大きすぎてオペレーティングシステムで処理できないファイルがないようにします。 修正後、プログラムを再実行します。 |
195 | DELETE/REWRITE の前に ファイルを READ していない (致命的) | DELETE 文または REWRITE 文を順呼び出しモードで正常に実行するには、関連ファイルで最後に実行された入出力文が正常に読み込まれている必要があります。 コード内の DELETE または REWRITE の前に read 文がありません。 | プログラムの終了後に、DELETE または REWRITE 文の前に実行する入出力文が必ず read 文になるように、プログラムを修正します。 |
196 |
相対または索引ファイルのレコード番号が大きすぎる (致命的) |
関連するレコードキーがシステムの限界値を超えています。ファイルが大きすぎてシステムで処理できません。 または、指定したレコードキーが大きすぎてシステムが正常に処理できないか、もしくはレコードへのポインタが壊れていて大きすぎるかまたはレコード長の倍数になっていません。 |
|
197 |
画面操作システムの初期化エラー (致命的) |
このエラーは次のどれかが原因で発生します。 ・ディスプレイアダプタのモードが間違っている。 ・使用している端末に必要な機能がないので、画面処理インターフェイスが正しく初期化されていない。 ・メモリが正しく割り当てられていない |
モニタは、グラフィック表示モードではなく英数字表示モードにする必要があります。 |
198 |
ロードできない (致命的) |
システムがプログラムモジュールをロードできないか、または新規スレッドを開始できません (マルチスレッドプログラムの場合)。 次の原因で CALL 文が失敗しました。 ・DLL の場合は、指定された入口点がファイルに存在しない。 ・.int ファイルまたは .gnt ファイルの場合は、ファイルが破損している。 ・形式 $PROG の呼び出しの場合は、名前のマッピングが失敗した。 ・call-by-number ライブラリルーチンの呼び出しの場合 (CALL data-name 形式で、data-name は、値が x'80' より大きい pic x) は、ルーチンが存在しない。 内部構造が保護違反などで破損している場合は、スレッドを開始するためのすべての呼び出しまたは試行が失敗する可能性があります。 入口点は、ディスク上または現行の実行単位で検索できないため、形式 SET PROCEDURE POINTER TO ENTRY entry-point が失敗しました。 このエラーは稀に、メモリ領域の不足、またはランタイムシステムのバージョンが古すぎることによる CALL 文の失敗が原因で発生することがあります。 |
呼び出しのターゲットが存在し、破損していないことを確認します。 次の形式のコードを含めて、手続きポインタが有効であることを使用前にテストします。 set bad-pointer to entry 'just-not-there-ever' ... set procedure-pointer to entry 'myentrypoint' if procedure-pointer = bad-pointer display error end-if |
199 |
OS のエラーコードが予期された範囲外にある (致命的) |
システムコールが、マニュアルに記載されていない想定外のエラー番号を返しました。 | Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
200 |
ランタイムシステムの内部論理エラー (致命的) |
使用しているコンピュータで利用可能なメモリ領域が少なすぎるため、ランタイムシステムを完全にロードできません。 または、回復できない内部論理エラーによりランタイムシステムが停止しました。 |
一部のメモリを解放すると、プログラムを正常に実行できるようになります。 Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
201 |
ページングシステム内の I-O エラー (致命的) |
現在のディレクトリまたは使用中のフロッピーに、ページングファイル用の空きがありません。 | プログラムの終了後に、不要なファイルをディレクトリから削除してページングファイル用の空きを作るか、または新しいフロッピーディスクをセットします。 |
203 |
CALL パラメータが連絡節に定義されていない (致命的) |
現在実行中のプログラムの連絡節でアクセスしようとしている項目が、初期化されていません。 | プログラムが必要なパラメータのすべてを含んでいること、または有効な呼び出しであることを確認するように、プログラムを修正します。 |
206 |
書込まれていないデータをメモリから読込んでいる (致命的) |
コアファイルから書き込まれていないデータを読み取ろうとしています。 | |
207 |
マシンが存在しない (回復可能) |
使用しているネットワークに接続されていない、またはオンラインになっていないマシンにアクセスしようとしています。 | マシンがネットワークに接続され、オンラインになっていることを確認してから、もう一度アクセスします。 |
208 |
マルチユーザシステム内のエラー (致命的) |
通常は、ネットワークまたはファイル共有機能で発生する予期しないエラーが原因です。 ネットワークメッセージの破損が、このエラーの原因になることもあります。 | 正常に終了しなかった操作を再試行します。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡してください。 |
209 |
ネットワーク通信エラー (回復可能) |
通常は、通信パケットで不正なチェックサムを受信した場合にこのメッセージが表示されます。 | このエラーを受信した後もプログラムの実行は継続しますが、結果が不確定になる可能性があります。 |
210 |
ファイルが閉じられ、ロックされている (致命的) |
前回ロックして閉じたファイルを開こうとしています。 | 前回ロックして閉じたファイルを開かないようにプログラムを修正します。 |
211 |
プログラムはランタイムシステムでは実行できない (致命的) |
現在指定されているランタイムシステムと互換性のないプログラムを実行しようとしています。 たとえば、旧バージョンの COBOL
システムを使用してリンクされている実行可能なシステム、共有ライブラリ、呼び出し可能な共有オブジェクトファイルには互換性がない場合があります。 32 ビット/64 ビットのデュアル COBOL システムでは、すべてのコードを同一のワード長を使用してコンパイルおよびリンクする必要があります。 64 ビットのランタイムシステムでは、32 ビットのプラットフォームまたは 32 ビットモードでコンパイルまたはリンクされたプログラムを実行できません。 同様に、32 ビットのランタイムシステムでは、64 ビットのプラットフォームまたは 64 ビットモードでコンパイルまたはリンクされたプログラムを実行できません。 |
現在のランタイムシステムと互換性のあるプログラムにするために、プログラムの再コンパイルと再リンクの両方または一方を実行します。 |
213 | レコードのロック数が多すぎる(回復可能) | 保持可能なファイル当たりの同時レコードロックの最大数を超えようとしているか、オペレーティングシステムまたは動的メモリなどのネットワーク資源がなくなりました。 | 関連するファイルで COMMIT または UNLOCK 操作を実行してから、プログラムの実行を継続します。 レコードロックを必要以上に長く保持しないようにします。 |
214 |
GO TO が ALTERされていない (致命的) |
COBOL プログラミングの一般規則に違反しています。 | 開いている可能性のあるすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してから、このような規則違反の操作をしないようにプログラムを編集します。 |
215 |
COMMUNICATIONS の実行中のプログラムを ANIMATE できない (致命的) |
通信モジュールを利用するプログラムをアニメートしようとしています。 Animator と通信モジュールはどちらも CRT をフルに使用する必要があるため、通信モジュールを利用するプログラムをアニメートすることはできません。 | Animator の補助機能を使用しないでプログラムを実行する必要があります。 |
216 |
指定された通信装置が初期化できない (致命的) |
装置ドライバが欠損している可能性があります。 | すべての通信ドライバがロードされていることを確認してから通信を実行してください。 |
217 | コンパイルされたコードファイルとホスト間に互換性がない (致命的) | .gnt ファイルが、ホストプロセッサに対して有効ではありません。 | プログラムを COBOL システムに再送信する必要があります。 |
218 |
複数リール/ユニットファイルに誤りがある (致命的) |
ファイルのヘッダが正しく書式設定されていないか、MULTIPLE REEL/UNIT ファイルを使用していません。 | 関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを実行してみてください。 |
219 |
共有ファイルがオペレーティングシステムの制限数を越えている (回復可能) |
同時に開くことができる共有ファイル数に関するオペレーティングシステムの限界値を超えようとしています。 この数値はオペレーティングシステムによって異なります。使用中のシステムが一度に開けるファイル数の詳細についてはリリースノートを参照してください。 | 開かれている共有ファイルのうちアクセスしていないものをいくつか閉じてから、ファイル操作を再試行します。 |
220 |
同時に複数の SORT または MERGE を実行しようとしている (致命的) |
複数の SORT または MERGE の操作を同時に実行するようプログラミングしています。 たとえば、SORT 文を別の SORT 文の入力または出力プロシージャでコーディングした可能性があります。これは ANSI COBOL の規則で特に禁止されている操作です。 | 複数の SORT または MERGE の操作を同時に実行しないようにプログラムを修正する必要があります。 |
221 |
SORT/MERGE エラー: 状態キーを見ること (致命的) |
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE 操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。 | エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。 SORT 文で定義されている各ファイル (USING/ GIVING) の状態を確認します。 |
222 |
SORT/MERGE エラー: 状態キーを見ること (致命的) |
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE 操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。 | エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。 SORT 文で定義されている各ファイル (USING/ GIVING) の状態を確認します。 |
223 |
SORT/MERGE エラー: 状態キーを見ること (致命的) |
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE
操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。 または、TMP 環境変数が存在しないディレクトリを指すように設定されています。 |
エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。 TMP を存在するディレクトリを指すように設定するか、または TMP の設定を解除します。 |
224 | 外部言語の初期化ができない | ||
225 |
動的ロードエラー - プログラムの構成要素がない (致命的) |
ランタイムシステムが、現在メモリにロードされているプログラムのルートやオーバーレイを検索することができません。 または、プログラムのロードに必要なメモリ領域が不足しています。 または、ランタイムシステムでは、コードを開くために必要なファイルハンドルを検索できず、その結果、プログラムをロードできません。 |
プログラムを含むライブラリがキャンセルされているか、プログラム検索パスでプログラムを利用できなくなっています。
プログラムをディスク上またはオープンライブラリ上で利用できることを確認します。 メモリの一部を解放するか、アプリケーションを再構築して、メモリの消費量を減らします。 オペレーティングシステムのファイルハンドルの限界値を増やします。 |
226 | 外部ファイルの定義が矛盾している | 複数のプログラムで、同一の外部ファイルを異なる形式で定義しています。 たとえば、最大レコード長と最小レコード長が異なっている可能性があります。 | すべてのプログラムで整合性がとれるように外部ファイルを同一の形式で定義します。 COPY ファイルにファイル定義があると便利です。 |
227 |
外部データの定義に一貫性がない (致命的) |
複数のプログラムで、同じ外部データ項目を定義していますが、最初にロードされたプログラムとそれ以降にロードされたプログラムの間にサイズ定義の相違があります。 | 複数のプログラムによる外部データ項目のサイズ定義が同一になるようにします。 |
228 |
外部データ項目に対してのメモリを割り当てられない (致命的) |
||
229 |
SORT/MERGEでは外部ファイルに対するUSING/GIVING指定はできない (回復可能) |
USING/ GIVING ファイルが EXTERNAL に定義されている SORT または MERGE 操作をしようとしました。 SORT/ MERGE モジュールは、EXTERNAL に定義された USING/ GIVING ファイルをサポートしていません。 | 呼び出し可能な SORT モジュール (EXTSM) を使用するように、プログラムを再コンパイルします。 |
235 | アニメート処理での通信チャネルエラー (致命的) | Animator がシステム制限を受けるか競合しているため、通信エラーが発生しました。 同じ UNIX システム内の 2 つのログインで、同じプログラムファイルをクロスセッションでアニメートしようとしている可能性があります。 | アニメートされたプログラムファイルを別のディレクトリにコピーして、アニメーションを実行してみてください。 |
236 |
アニメートしたプログラムが正常終了していない (致命的) |
アニメート中のプログラムが、ランタイムシステムの標準のシャットダウン処理に従わずに終了しました。 ユーザの終了操作、または重大なランタイムエラーによって終了したものと考えられます。 | アニメーションを使用しないでプログラムを実行して、正常に実行されるかを確認し、正常に実行される場合は、クロスセッションまたはイントラセッションによるアニメーションを使用しないでプログラムをアニメートします。 |
237 |
アニメートの初期処理を行うことができない (致命的) |
プログラムを開始するときに、Animator がシステム制限を受けました。 メモリ不足のため、または UNIX システム上で実行中のプロセスが多すぎるため、アニメートされたプログラムが開始できません。 | システムの負荷が減ったら、プログラムをアニメートします。 アニメーションを使用しないでプログラムを実行して正常に実行されるかを確認し、正常に実行される場合は、クロスセッションまたはイントラセッションによるアニメーションを使用しないでプログラムをアニメートします。 システム管理者に、プロセススロットの数と仮想メモリのページマップを拡張するよう依頼してください。 |
238 |
GNT アニメート中 STOP RUN に達した (情報) |
Animator は、.gnt コードプログラムをアニメート中に、STOP RUN 文が見つかりました。 | アニメートされたプログラムをステップ実行またはズーム実行してください。Animator がプログラムと現在のセッションを終了します。 |
239 |
共有ランタイムシステムの初期化に失敗した (情報) |
COBOL モジュールを非 COBOL プログラムから呼び出していますが、共有ランタイムシステムが初期化されていません。 | アプリケーションが COBOL モジュールを実行する前に必ず cobinit() 関数を呼び出すようにします。 cobinit() 関数の詳細は、『プログラマーズガイド - アプリケーション作成』の『複数の言語による開発』の章を参照してください。 |
240 |
不正なオブジェクト参照 (致命的) |
不正な、または存在しないオブジェクトハンドルを含むオブジェクト参照を使用しています。 | オブジェクト参照が正しいオブジェクトハンドルを使用していること、およびプログラムが Finalize メッセージの送信によってオブジェクトを破壊していないことを確認します。 |
241 |
抽象クラスの実体化に失敗した (致命的) |
ABSTRACT として宣言したクラスのインスタンスを生成しようとしています。 このようなクラスではインスタンスを生成できません。 | 正しいクラス名を指定していることを確認します。 代わりに使用するべきサブクラスがあるかを確認します。 |
242 |
DoesNotUnderstandメッセージを解決できない (致命的) |
ランタイムシステムが、DoesNotUnderstand メッセージを解決できませんでした。 これは通常、このメソッドを検索できない方法でクラスを定義したために発生します。 | プログラムのロジックを確認して、プログラムがオブジェクトでサポートされているメソッドのみを起動すること、またはオブジェクトが DoesNotUnderstand メソッドをサポートしていることを確かめます。 |
243 |
クラスがロードされませんでした (致命的) |
クラスに有効な Class-Control 節がないか、クラスが正しく定義されていないため、オブジェクトクラスのロードに失敗しました。 | クラスの定義を確認します。 |
254 | ACCEPT 中の ANIMATOR にキーボード割込みを行った (致命的) | Animator の使用中に、キーボード割り込みでプログラムを終了しました。 |